こんにちは。四日市睡眠改善トレーナーのトウコです!
不眠大国!と言われている日本ですが「早起きは三文の徳」なんてことわざもあります。
「擦り切れるほどギリギリまでやれ」みたいな美学がある方が多いので、眠ることよりも、朝も夜も動き回っている人が称賛されがちですね(苦笑)
確かに、ダラダラ過ごすよりは、朝からしっかり活動することで1日を充実して過ごしやすくなります。
朝は「睡眠を取った後」なので頭が冴えやすく、”脳パフォーマンスが最も高い時間帯” とも言えます。
が、しかし…!!
『あなたの生活』の中で 早朝練習を取り入れることが、今本当に必要なことなのか?!意味があるのか?!
というのは、一度立ち止まって考えてみることも重要です。
▼早朝練習がアスリートに与える影響:睡眠不足のリスクとは?
結論を先にお話しすると、
早朝練習が効果を発揮するには "十分な睡眠を確保できている場合" と言う条件が必須です。
裏返すと、そもそもの体質が 夜型の人や、しっかり眠れていない状態の人には、効率的とは言えず、リスクも多く潜んでいるのです。
例えば山口大学の研究で、こんなデータが出ています。
7時間睡眠 の状態と
睡眠不足(睡眠4時間)の状態で
体力測定を行ったところ
4時間睡眠の場合に
✔︎握力
✔︎上体お越し
✔︎20mシャトルラン
の成績が低下 傾向にありました。
※ ちなみに、反復横跳び・長座体前屈・立ち幅跳びなどの「忍耐力が不要」「疲労困憊状態に追い込みにくい」種目では、そこまでパフォーマンス低下しなかったそうです。1つのデータに過ぎませんが、興味深いですよね~…(^^)
▼怪我・モチベ・人間関係にもリスク!!
ここで分かるのは、睡眠時間を削ることで
「思ったほど動けない…」
「いつもの力が発揮できない…」というパフォーマンス低下を起こしやすいと言うこと。
筑波大学が学生アスリートを対象にした調査でも、
早朝練習を習慣化している学生アスリートは、平均的な睡眠時間が短く、疲労の蓄積が抜けきらないことが多いという結果が示されています。
これにより、集中力や反応速度が低下し、試合でのミスや怪我の発生率が上昇するリスクもあると示唆されています。
これは私の経験からの想像に過ぎませんが、こうしたパフォーマンス低下は、単に自分が困るだけではありません。
「チームに迷惑をかける」と言う新たな心理ストレスが生まれたり「イライラして空気を乱す」こともあり
チームとの人間関係・競技への意欲すら落ちてしまう…なんてリスクも十分にあり得ます。
▼あなたはちゃんと眠れている?
...にも関わらず!
夜遅くまで部活やチームで練習したり、勉強やアルバイトに時間を割いたり…といった学生も少なくありません(T0T)
社会人アスリートも同じく。
夜遅くまで仕事や飲み会に付き合いつつ、朝からガッツリ自主トレを始める…。よく聞く話ですね。
仕事や勉強にスポーツに!! と “頑張っている人”が、頑張り方を間違えて怪我や不調を招いているなら?
こんなに残念なことはないですよね。。。
日本は「寝る間を惜しんで」が美談になる厄介な国なので
「もっとやらなきゃ」「まだまだ足りない!」と
不安になりながらも、朝に夜に練習している方も実際に多く見ています 。。。
だからこそ、睡眠の大切さを理解した上で、しっかり工夫・対策をしていきたいですね。
▼練習の優先順位を見直そう!
目標達成に向けて努力を重ねることは当然、素晴らしいことですが、無理を続けることで逆効果になってしまっては本末転倒です。
その練習は何を目的としているの?
「朝早くから夜晩まで頑張っているほうがなんとなく結果が出そう」こんな漠然としたイメージで予定を詰め込んでいませんか??
早朝練習を取り入れる場合は、睡眠をしっかり確保することが大前提です。
また、そのためにも、自分自身のモチベーションや優先順位を見直し、何が本当に必要な練習なのかを考えることも重要ですね。
▼睡眠改善でパフォーマンス向上を目指そう!
自分に最も合った練習法や休息の取り方を知ることが、アスリートとしての成長を支える鍵。
そのためには、自分のゴール目標・体質・生活習慣などを全て棚卸し、適したリズムを見つけていくことも重要なポイントです。
↑写真は、当店の快眠カウンセリングをご利用いただいているプロ競輪の林敬宏選手!
自分の最適なリズムを分析したことで「○時以降はトレーニングしない方が良いんだ」と府に落ちたそうです。
「もっとやらなきゃ」という焦りもなくなり、パフォーマンスが上がった! というお声も。
しかも実際に林選手、現在進行形で、試合の成績もぐんぐん伸びています♪
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出典
- 筑波大学.「大学生アスリートにおける早朝練習と睡眠の関係」
- 山口大学.「睡眠時間と運動パフォーマンスに関する研究」